百文字日記 平成二十九年 十一月

平成二十九年 十一月

 

平成二十九年 十一月二日 木曜日

  コンタクトレンズに朝から苛立ち。睫毛が長くて、異物の侵入を過度に拒む。あんなにか弱く、薄い装置に、てこずる大人の指三本。いらいら募ってさらに拒まれ。短気は損気。分かっちゃいるけど、うるせえやい。

 

平成二十九年 十一月三日 金曜日

  文化の日。朝は寝坊で、午後二時からの活動開始。柔軟剤と古着屋さんと、お寿司にカラオケ。お手本のような連休初日。すべり出しはかなり上々。きちんと「消費」をした日には、財布は痩せても心が潤う。

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人生初のロイヤルホストだった


 

 

平成二十九年 十一月四日 土曜日

  雨の予報におののいて、計画変更、ガーデンズでお買い物。ユニクロで薄い緑のズボンを購入。お金があったらもっと欲しいもの増えると思う。六甲に戻り、PLUS FRESHでひと休み。レモンタルトの酸味が響く。

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いい写真

 

平成二十九年 十一月五日 日曜日

  連休最後は武庫川渓谷。廃線跡をゆっくり散歩。懐中電灯片手に携え、真っ暗トンネル幾つもくぐる。今度は夏に、生気溢れる激しい緑を見てみたい。つかれた体に、西宮北口で蓬莱の肉まん。飽き足らず焼売もお土産に。

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武庫川渓谷


 

平成二十九年 十一月七日 火曜日

  邑里さんと寶里さんとthink食堂。お二人は初対面にも関わらず、予想をはるかに上回る圧倒的なスムーズさ。僕から伸びる二つの線が、ここで集まり三角となる。大盛況のうちに幕を閉じ、今後の展開乞うご期待。

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前菜盛り合わせ

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鶏のから揚げ

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ぶどうのグリーンサラダ

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ちいさい西瓜

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牛すじの赤ワイン煮込み

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カニ玉ならぬエビ玉

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おいしかった白ワイン

平成二十九年 十一月九日 木曜日

  証明写真を八枚増やす。自分の顔をコピーして、人に見せるために買う不思議。できれば早めに、余ってほしい。余っても困るけど、つぎ足すのよりはマシだと思う。余った顔は記念に手帳に貼って置きます。

 

平成二十九年 十一月十日 金曜日

  人生初のMIHOミュージアム。展示は「桃源郷はここ」。詳しい知識はないけれど、神々しいのが美しい。最近気になる来迎図、家に欲しいと常々思う。大きいポスター、販売してたら私に教えて、頼むから。

 

平成二十九年 十一月十一日 土曜日

  野田秀樹の話をしたら、「ああ、あの髪の色が変な人?」と返ってきたので、「それは多分、志茂田景樹の間違いじゃない?」と返したら、やっぱりそうで、この反射神経を誰かにもっと褒めてほしいと感じていたよ。

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志茂田景樹

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こっちが野田秀樹


 

平成二十九年 十一月十四日 火曜日

  古本買取してもらう。二十八冊用意したけど、値が付いたのはたったの五冊。そのうち売ったのは三冊。全部で二百八十円。遠いところから来てくれたのに、持ち帰るのはたったの三冊。他のお家に期待を寄せる。

 

平成二十九年 十一月十五日 水曜日

  とある有名広告会社、大きな大きな会社で働く広告マンの話を聞いた。役に立つかと思ったけれど、格が違うと思ってしまう。残念ながら持ち物勝負に見せ方勝負。あの人の舞台見せられただけ。負け惜しみ?

 

平成二十九年 十一月十六日 木曜日

  朝早起きして銭湯に行く。予定があれば早く起きれる。しかも多量のお湯に浸かれる。一石二鳥とはこのことか。早起きは三文の徳、なんて言うけれど、先輩とふたり、朝から一緒に散歩しちゃって、結構贅沢な幕開け。

 

平成二十九年 十一月十七日 金曜日

  昨日と同じく引き続き、夜は銭湯チャレンジの予定。だがしかし、バディの後輩、風邪でダウン。さみしい気持ちを抱えたまんま、銭湯あきらめ、自分の作業。暖めてくれるお湯もなく、暖めてくれる人もなく。

 

平成二十九年 十一月十八日 土曜日

  初めての会に参加する。普段は行かぬ、ガストに行って大はしゃぎ。その後、ほいほいカラオケにも行き、歌が上手いと褒められて、調子に乗って、いっぱい歌う。もっと気の合う友達をたくさん見つける布石を打った。

 

平成二十九年 十一月二十日 月曜日

  三時のおやつ、matocaへ向かう。邑里さんの横で、作品解説しながらケーキ。夜は一転、先輩たちと楽しいお食事。いつもお世話になっているので、黙っていられず一矢報いるかわいいパンツのお誕生日プレゼント。

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先輩方にあげたBETONESのパンツ



 

平成二十九年 十一月二十一日 火曜日

  コンタクトが瞳を拒む。なかなか装着できなくて、困っていると、レンズが破ける。朝から苛立ち。仕方ないなと、新しく、コンタクトレンズを棚から取り出す。この身は毎日新しいけど、レンズを変えるとさらに新しい。

 

平成二十九年 十一月二十三日 木曜日

  四時から十時までずっとカラオケ。風邪気味だけどなんのその。のどの調子は悪くないもの。あんなに歌って、まだ飽きぬとは。面子に恵まれ、肩を揉ませて、ハモったり、ユニゾったり。いつまでも元気でいたい。

 

平成二十九年 十一月二十五日 土曜日

  寝すぎの日。毎日毎日寝すぎているけど、今日は中でも特別寝すぎ! もう諦めて、眠っていたけど、どれだけ寝ても眠いんだから、どこかおかしくなっているんだ。色々なものが融けてゆく。失いたくないものも含めて。

 

平成二十九年 十一月二十九日 水曜日

  工事現場の機械の音に、倍音のようなメロディーがある。言われてみれば、足元で響く足音は打楽器のような音を立てるし、体はいつもリズムを刻んで生きている。システムの中に流れる音楽。生きているもの全てが歌う。

 

平成二十九年 十一月三十日 木曜日

  蛍光オレンジの丸が落ちている。カラーボールのようにどぎつい、オレンジの丸が落ちている。寄りて見るに、柿だと分かる。道路に転がり斑点つくるあの柿は、鳥も食べないけどおいしいのかな。果たして。

 

ハロウィンはとっくにおしまい。次から次へと、矢継ぎ早に日が放たれる。